🦢滞在組のチンさんの鼻穴が凍り積雪があった日にはほとんど居残る渡りのハクチョウさんたち!【1月30日、31日の居残り率調査より】

スポンサーリンク
🦢Swans
Duck4
Duck4

積雪、鼻が凍る寒さでは、日中も

塒に居残っているハクチョウさんの数が多かった話です。

はじめに

週末。餌場に出かけず多くハクチョウさんたちが、塒に居残っていました。1月30日の朝7時。午前11時50分。1月31日の朝7時。午前11時40分。1日2回。2日間。定点ポイントで、Duck4はハクチョウさんのカウントをしました。

その結果、日中に居残っていたハクチョウさんは、1月30日の居残り率はなんと91.9%。1月31日の居残り率は84.0%となりました。

特に、30日。居残り率が90%台。31日も80%台とほぼ多くのハクチョウさんたちは出かけずに、塒に残っていました。30日の越冬数は、76羽。31日の越冬数は、94羽と、前日よりも20羽のハクチョウさんたちが、再びDuck4の定点ポイントに戻って来ました。

今日のDuck4ブログでは、日中の居残り率が高くなった理由を、餌場に出かけず居残った理由を「積雪」があったという天候面から考えてみます。

寒さの影響で両日とも居残り率が高かった定点ポイント

1月30日の越冬数76羽で居残り率91.9%

一面が銀世界と薄氷の早朝

1月30日朝7時。越冬数が76羽。うち幼鳥5羽。幼鳥率6.5%でした。最低気温₋2.3度。最高気温1.9度。天気は、雪一時晴。積雪は、2センチでした。

ところで、30日の早朝ですが、一面が銀世界で川面にはうっすらと氷が張っているところもありました。そのため、滞在組のオオハクチョウさんのチンさんは、鼻穴に氷が付着したのでした。時々、チンさんは、鼻に付着した氷を振り落としていました。

一方、骨折した部位から新しい羽が伸びてきていたのですが、伸びる途中で折れてしまったアドちゃん。羽毛には止血痕が付着していました。Duck4が近づくと、「キャン!」と嫌がる鳴き声を発したり、赤く汚れた羽毛を一生懸命に羽繕いをしていたアドちゃんです。

11月にケガしたノンちゃんは近づいて来てくれましたが、5羽のスミスさん一家はDuck4の目の前を素通りして行きました。

チンさん
チンさん

あまりの寒さでチンさんの鼻穴が凍ってしまったよ!

アドちゃん
アドちゃん

この日。アドちゃんは新しく伸びた羽が折れてまた大変だったよ!

凍っていてほぼ全員居残るお昼前のハクチョウさんたち

午前10時30分の2回目の調査の時には、82羽のハクチョウさんが居残っていました。なんと居残り率91.9%でした。5羽のスミスさん一家も、いつものように居残り、クチバシを背中の中に隠して眠っていました。早朝の雪と川面の氷結も影響したのかもしれません。

1月31日の越冬数94羽で居残り率が84.0%

前日より早朝20羽増えたハクチョウさん

1月31日朝7時。越冬数が94羽。うち幼鳥3羽。幼鳥率3.1%でした。この日は晴れ。最低気温₋2.7度。最高気温が3.8度となりました。降雪はありませんでしたが、1センチの積雪が残っていました。また、前日の30日に比べて20羽もハクチョウさんたちが増えたのです。

ところで、早朝いつもの大橋では、4羽の滞在組のハクチョウさん。11月に羽をケガしたオオハクチョウのノンちゃん。片方の水かきを失ったオオハクチョウさんのキリやん。5羽のスミスさん一家もDuck4の前に集まって来ました。

あの5羽のスミスさん一家も居残り

午前11時50分ごろ。居残りハクチョウさんは、79羽いました。うち幼鳥が1羽です。潮が引いていて、浅瀬も水面から顔を出していました。5羽のスミスさん一家も餌場に出かけず、中洲周辺に居残っていました。居残り率は84.0%。30日よりは若干減りましたが、80%越えなので寒さの影響で、かなり高い数値になりました。

スミスお父さん
スミスお父さん

寒く、積雪もあったので、5羽のスミスさん一家も両日ともにお出かけを控えたぞ!

まとめ

日中の居残り率は、1月30日が91.9%。1月31日が84.0%。両日ともに80%越えとかなり高い数値になりましたよって、ほとんどのハクチョウさんたちが、その調査を行ったお昼前には塒に居残っていたと考えても良いと思われます。

その居残り率が高くなった理由として、両日とも最低気温₋2度以下。川面には、薄氷が張っていたこと。また、積雪も記録していたからだとDuck4は考えました。

ところで、この1月下旬には珍しく100羽切ったDuck4の定点ポイント。ここに居残っているハクチョウさんたちは、例年だとここで3月上旬まで越冬するものもいるかもしれません。

以前、日本白鳥の会の研究会で「日中の居残り率」のお話をしたところ次のようなアドバイスをいただきました。「12月、1月と違い2月、3月の最後まで居残っているハクチョウさんたちの居残り率を比較するとをやってみたら」と。

そこで、これから北帰行が始まっても居残っているハクチョウさんたちの日中の居残り率を調べることで、何か傾向があるのか。それともないのか。2月に入ってからも、居残り率の調査は続けていきます。

(鼻穴が凍ってしまったチンさん)

Duck4
Duck4

2月の居残り率調査を行いますが、

どのような結果になるのか、またDuck4ブログで紹介します。

コメント

  1. うい より:

    鼻の穴が凍ってしまったら苦しいでしょうね!くちばしを水につけたまま寝ていて凍ってしまったのか謎ですね。
    あとハクチョウさんのシーズンも残り少なくなりました。最後にどのような結論が出るのか楽しみですね!

    • Duck4duck4 より:

      ういさんへ

      こんばんは!

      チンさんの鼻穴が凍るほどの寒い日。
      この時は、多くのハクチョウさんたちは、日中でも塒に残っていましたね!

      今日も調査しましたが、
      居残り率は高くなりましたね!

      飛来組のハクチョウさんたちが越冬中は、
      週末の調査は続けていくので、
      その後、分析してみたいと思っております!🦆

タイトルとURLをコピーしました